2013-01-01から1年間の記事一覧

今住んでいる所は、元々私が住んでいた関西より、ずっとずっと田舎。閉鎖的で、保守的で、ヨソ者を受けいれる度量が狭い。 多くのお母さんが、さらにその親を頼って、自分の子供を見てもらっていて当然であるという家庭がとても多く、我が家のような、双方の…

私の中では、「帰国子女である」という苦しさは、日本の一般的な公立小学校で、ちょっとした違いを受け入れられない先生やクラスメイトたちへの苦しさなのである。その空間の窮屈さや息苦しさ、教育に対する不満、苛立ち、わかってくれないだろうという思い…

そうこうしているうちに、私は、光を見出していった。 それは突然やってきた。やってきた、というより、気づいたのだ。 息子のことを機に、色々な人と話したことが、今の私の気持ちへとつながっている。 帰国子女であることの葛藤については、いつもまずは夫…

ある先生の、僕はこんなに考えていて、こんなに優れているといった発言や態度で、怒りを感じたのだが、口先ばかり良いことを言う、という内容にも腹が立っていた。 その後、クラスにほんの少し変化は見られている、と先にも書いた。しかし、私はその先生に抗…

私の学校に対する葛藤は「窮屈」である。 それぞれの「違い」を、バカにしたり、意地悪く言ったりする対象にする傾向、風潮が、昔以上に強くなっていて、それを先生が容認するムードが出来上がっている。 私はそれを、非常にストレスに感じている。 1年生の…

そのうち、息子は自分で決断を下すことに慣れていった。 周りの目を気にすることなく、自分の判断に理由をつけて考え、自己主張するようになった。それはあまりにおかしいことなのではということは、改めて考えさせた。 でも、基本的に、あなたはそれで良い…

子供ができて、育てる時に、私の中でよみがえるのは、アメリカで観たテレビ番組や、学校での様子である。ハッキリと自分の意見を言い、自分の意見を言えない人は、自分の考えを持たない人であると見なされ、生徒同士ばかりでなく、先生からも軽蔑の眼差しを…

帰国子女のことに関して、私は自分で消化したと思ってきた。 物心ついた時とは言え、3〜7歳頃までのたった一度の期間である。大人になってからそこに行くと、雰囲気も違ったり、また印象も違ったりするので、大人になってから外国に行くのは全然違う。そこで…

で、結果は。 左側の腸は、すごくきれいだったのに、右側の下の方に便がたまっていた。 「もこもこと、真っ白になって写ってるでしょ。」 先生は笑った。でもしばらくまた黙り込んで「ウーン、でもふつう、便秘って左側にたまるんですよね。何で右側の下にた…

夜中も痛みで何度も起き、朝起きると吐き気がした。ああやっぱりこんな症状、虫垂炎に違いない!!40過ぎて盲腸とか、あり得るのか……。いや、でも、さまぁ〜ずの大竹だって、40半ばだ。なる人はなるんだ、きっと。 ……とりあえず、入院に備えて、読む本を…

先日、お腹が痛くなりました。 いや、お腹が痛くなることなんてしょっちゅうです。 私は生理痛も中学生の時からひどく、痛すぎて脂汗をかき、吐くこともあった。学校では時々保健室のお世話になるくらい、座っているのも辛いくらい、ひどい。 結婚して、私の…

でも、私が通っていた中高の学校が、大正時代にできた時のエピソードを聞き、自由な思想と校風のいきさつを聞いて、また少し感激した。ああそうだったのか、知って良かった。……と同時に、知らなかった自分にびっくりだ。なんて無頓着なんだろう。もっと知っ…

しばらく話していて、ふと、息子が桃太郎の話をしていることに気付いた。ギョッとして息子の方を見ると、話は中盤である。何でこの子、桃太郎の話をしているの?と思ったが、先生夫妻も、「おお、どうしたどうした」って感じで聞いてくれた。三人の大人が「…

卒業してからは、年賀状を毎年送っていたが、どうも年賀状が面倒くさい私は、少しずつ減らしていきたくて、その中で、先生の分も削ってしまった。 ところが。 二年前の大地震の後、新聞の投稿欄に、久しぶりに投書が載った!という嬉しさと共に、その先生の…

中学高校の時にお世話になった先生と会った。 関西の、私立女子中高一貫校に通っていたのだが、卒業して、大学生の間に2度ほど、学校を訪ねたくらいで、「先生方に会いに行った」のは1度しかないんじゃないかな。 その後、結婚し、今住んでいる所まで、大雑…

「ミュージシャンて、なんであんなにモテるのか」と、テレビでどなたかが言っていたので、えっそうなの?と思って、思い出したことがある。 私は奥田民生が好きだけど、彼の普段喋ることや日常とかには、興味ないです。それならさまぁ〜ず三村の方がよっぽど…

カウンセラーが、いかにすごいものであるか、少しわかったが、実際になってみないと、わからないことだらけなのだろう。ちょっと想像がつかない。 時々お世話になるスクールカウンセラーの方は、小学生〜高校生、又その親たちと話しているようだが、そんなに…

さて。しばらく、心のことについて、心理学や脳のことについて書いていないが、興味が薄れたのではない。もちろん、今でも、探究心が湧いて湧いて。もっと色々なジャンルの本が読みたいのに、今の所、そんな本ばかりで時間が過ぎてしまう。 昨年は、「メンタ…

以前書いた、割と近所にある斜面。多くの鳥が見られるというその斜面の、さらに上の通りで、変わった鳴き声を聴いた。 なんだあの声、聞き慣れない……と思って、キョロキョロ辺りを見回すと、木のてっぺんで、雀大の鳥が上を向いて一生懸命(に見える)鳴いてい…

ちなみに、方言というより、イントネーションというより、使う言葉に関しては、アメリカでも細かにあるらしく、最近夫に「これって、何ていう?」「これとこれ、どっちの方が馴染みある?」と聞かれて答えたものが、ことごとく、ニューヨークやニュージャー…

だらだらと、関西弁について続きます。しばし辛抱を。 「〜やんか?」は、男女ともに使う。「〜じゃない?」っていう意味で、関西人はこの言い回しをとてもよく使う。しかし、これに当てはまる丁寧語がなくて「〜じゃないですか?」とか言うと、これもまた違…

帰国後の、関西弁は衝撃だった。でも、段々身につけていって、イントネーションや語尾は、友達同士だと関西弁になった。両親も基本的に関西弁である。あまり、語尾は関西弁ぽくないが、イントネーションがどうしても関西だ。関西でしか使わない単語を知らず…

息子の友達が遊びに来て、乱暴な言葉を使っている時、ああ小中学生男子って、そういう言葉を使いたがるよな、と思える言葉と、そうでない言葉がある。「そうでない言葉」とは、地方の言葉で、親である私が聞いて、ニュアンスがいまいちわからない時だ。 これ…

改めて考えてみる。 ネットでも、イケメンが苦手という女性の傾向や考え方について書いてあった文を読んでみた。でも……ウーン、わからなくもないが、ピタッと来ない。そういうことだけじゃないんだよなあ。 ナルシストみたいなイケメンもいるが、私の友達の…

改めて自分の好みのタイプについて考える機会があった。 友達でイケメン好きがいる(笑)。話を聞いていると、相手も楽しそうに話してくれるし、そのフワフワ感が、見聞きしているとこちらも楽しくなって笑えてくる。 若い頃から、いや、幼い頃から、そういう…

我が家のまあまあ近所に、ちょっとした野鳥スポットがある。 歩いて5〜6分位の所なのだが、田んぼや林、小さな墓場ともつながっており、冬以外は茂みがうっそうと茂っていて、通りも、歩く人がすれ違える程度の幅しかないので、ヘビや熊でも出てくるのでは、…

『喜びを歌に替えて』を観た。 最後の場面は、一般的な意見と共に、他にも色々な見方ができるといった意見もあり、私も自分の見方、他人の見方を知りつつ、どちらにしても、それに関して論じることができる、ということ自体が、映画の面白さを表しているので…

まあ、ペアの肩車の話は良いとして、1クラス約40〜45人が5クラスが基本だったのだが、6年生に上がる時に私たちの学年は、多くの子が引っ越してしまい、4クラスに編成し直された。それでまあ少しだけ人数が減ったが、組体操は、華やかにできたと思う。 危険だ…

ハンカチ、ティッシュに関してもそうである。 昔はそんなことの点検なんて、そうそうなかった。 でも今はうるさい。結局、親が準備する。で、当時は、ティッシュを持って行かない子も多かったので、すすっていた。さらにさかのぼると、鼻タレの子がどこの集…

私が1年生の秋に帰国して、窮屈だなと思った日本の教育でも、今思い返せば、面白いことはたくさんあった。 図工の時間に、絵の具の水入れが汚れたので、変えようと立ち上がった男の子がいた。すると、近くにいた男の子が「俺のも変えてきて」と、水入れを差…