言葉について

意識的に、最初に習得した言葉は、東京の言葉に近かった。父方の両親は、岐阜と岡山、母方の両親は、北海道と岡山、で幼少期育ったそうなので、父も母も強烈な関西弁ではないけれど、二人とも学生時代を西日本で過ごしており、関西弁のイントネーションは身…

ちなみに、方言というより、イントネーションというより、使う言葉に関しては、アメリカでも細かにあるらしく、最近夫に「これって、何ていう?」「これとこれ、どっちの方が馴染みある?」と聞かれて答えたものが、ことごとく、ニューヨークやニュージャー…

だらだらと、関西弁について続きます。しばし辛抱を。 「〜やんか?」は、男女ともに使う。「〜じゃない?」っていう意味で、関西人はこの言い回しをとてもよく使う。しかし、これに当てはまる丁寧語がなくて「〜じゃないですか?」とか言うと、これもまた違…

帰国後の、関西弁は衝撃だった。でも、段々身につけていって、イントネーションや語尾は、友達同士だと関西弁になった。両親も基本的に関西弁である。あまり、語尾は関西弁ぽくないが、イントネーションがどうしても関西だ。関西でしか使わない単語を知らず…

息子の友達が遊びに来て、乱暴な言葉を使っている時、ああ小中学生男子って、そういう言葉を使いたがるよな、と思える言葉と、そうでない言葉がある。「そうでない言葉」とは、地方の言葉で、親である私が聞いて、ニュアンスがいまいちわからない時だ。 これ…

息子のことや夫婦のことを考えることで、コミュニケーションについて考えることになった。コミュニケーションについて考えることで、言葉について考えることとなった。 スクールカウンセラーのお陰で、少しずつ自信を取り戻すことができた。 自分の気持ちが…

スクールカウンセラーと話したことに話を戻す。 自分が、そういった「発達障害」とか、「その傾向にある」とかいう類の人と話す時(しつこいようだが、自分を含めた誰でもチェック項目のいくつかはあてはまると思っている)、特徴として、こう言えば、こんな種…

確かに、メンタルケアアドバイザーの通信講座で、そういう訓練をした。つまり、人の心を扱う時って、そういう訓練や経験が少なくとも一度は必要なのだ。 ある場面を思い返して書いていく時に、人はつい、相手の表情や雰囲気、言葉のニュアンスを想像で書いて…

「言葉って生き物だ」という言葉のもう一つのニュアンスは、その瞬間瞬間のこと。発した人と受け取り方の違いです。 カウンセラーが言うには、言葉というのは、人それぞれ、人が存在するだけ、ニュアンスも少―しずつでも違うものだ、それくらい多様だと思っ…

私にとって、言葉とは生き物だ、とずっと思ってきている。 「言葉は生き物」という言葉は、私にとって、二つのニュアンスがある。 一つは、初めて15〜20年程前に、日本語講師の勉強をし、その先生が、そのようなことを言った時、とても共感した。単語や言葉…

自分のことについては、色々トラウマについての本を読んできて、学習してきたつもりだったけど、その時読んだ本の中で印象的だった内容があった。 人に言われたこと、についてのトラウマ。そういったことの克服の仕方。 言葉による心の傷は、確かにそういう…

色々思い返したり考えたりしているうちに、自分の気持ちが段々整理されてきたのもあり、夫と改めて少し話した。 息子一人の個性だと思っていたものが、その傾向のある子の特性だとわかり、親の接し方でどうにかなるものではないと、ガッカリしたこと。親の接…

最近改めてそういった類の本を読んで、これも当てはまる、あれも当てはまる、こんな具体的なことまでという内容に、ショックを受けた。今までもそういう本は数々読んできたけれど、そこには、とても具体的な会話が書いてあった。 目に見えて、息子の振る舞い…

以前は参観日などで、あきらかに周りと違う雰囲気である我が子がほんの少し気になるって程度だったのが、家の中で気になるようになった。 教室では、多少そんなでも、私も段々図太くなってしまったし、先生もある程度は大目に見てくれているようだった。ただ…

ここの文では、なかなか毅然としたことを書いたりして、自分で読み返してみても、とても態度がハッキリしているような、しっかりした親のような印象を自分でも受けてしまうが、ちょっと言い聞かせているところがあるのは、私の周りの人ならご承知だと思う。 …

ところで、言葉の移り変わりにおう揚な私も、どうしても「それだけは元に戻らないだろうか」と思っている言葉がある。 以前、ダウンタウンの番組で、チュートリアルの徳井が「‘食べてみたいと思います’の‘思います’はおかしい。」と言っていたのを聞いた時に…

「若者の言葉が乱れている」とよく言われますよね。 私は、‘若者言葉’に関しては、寛大な方です。ホント。笑ったりバカにしたりしているけど、内心は、さほどダメなことだとは思っていません。 文を書いて、心理学を勉強して、以前は日本語講師の勉強をして…

色々な文字表記、文字の面白さについても考えてみる。 日本語って、平仮名、漢字、カタカナに始まり、ローマ字、英語、混ぜこぜになっていて、街で何かしら目に入る文字を意識的に見ただけで、面白い。レストランやカフェのメニュー、ちょっとした雑貨に書い…

言葉について。人の発する言葉について。自分の発する言葉について。 大学で、英米児童文学を専攻したら、先生が日本の児童文学や心理学にも精通していらして、子供の持つ気持ちと発する言葉、親子関係について考えさせられた。 日本語講師養成講座を、二つ…