2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『トラウマ返し』(小野修著 黎明書房)という本を読んだ。 子供が思春期頃、或いは大人になってから、親に対し、「今まで親から受けてきた心の傷」について訴えてきた時の、親の振る舞い方。と言えばわかりやすいだろうか。 『毒になる親』(スーザン・フォワ…

「優しい父親はダメだ」ということが書いてあった雑誌を見たことがあります。それを読んで、誤解する人もいるのではないだろうかと思いました。 じゃあ「怖い、厳しい父親が良い」のか。 いや、「そう極端じゃなくても、やっぱり優しい父親はダメ」なのか。 …

さて、夫と趣味、好みが似ていると勘違いされていて、実は当人たちには違いを感じているという話はほかにもある。 テレビに関して言えば、私は時には映画を観たいのだが、夫のお笑いのDVDや録画したお笑い番組で時間に追われる。でもお笑いは二人とも好きな…

夫との「似ている趣味嗜好」「違う好み」について書いているが、例えば、夫が将棋にハマった時期があった。今でも結構好きだと思うけど、ハマっていた頃は、数々の月刊誌、新聞を買い、毎週番組を欠かさず観て、対局が近くであれば、観に行っていた。インタ…

夫と私の趣味が似ている、と思われていることが多いようなので、一筆。 あのですね、周りから見たら、同じようなこと好きで、同じようなことしているように見えるかもしれないけれど、当人たちは、ちょっとした違いをしっかり感じています。 まあすごく仲が…

心理学を勉強しながら、例の一つとして、自分に対し、簡単に心理療法を行ってみることがある。いくつか試みたことがあるが、その時に、自分が「私はストレスに耐えるために、どんな行動に出ているかを知っており、どんな風に誰に話を聞いてもらえるかを知っ…

どういった経緯で心理学に入りこんでいったかを前回書いたが、最近親が子供を殺してしまうような事件をニュースで聞くにつけ、人の心理について考えずにはいられない。 動悸がするほどに胸をしめつけられる。子供は信頼するしかない自分の親に、苦しい思いを…

読んできた心理学の本をたどっていくと、最初は『トラウマ』(ディビット・マス著 大野裕監訳 村山寿美子訳 講談社)だった。阪神大震災を経験し、その後、新聞を読んでいると、そこで、人々は‘トラウマ’に支配されることがあるということを知った。生きている…