2010-01-01から1年間の記事一覧

今まで書いた人たちも「思い出の人たち」だが、それ以外にも「思い出の人たち」はいる。友人ではなく、懐かしい先生方だ。これもまた、「思い出の人たち」として、大きな存在を占めている。 最近、定年退職された私の小学校二年生の時の先生がいて、その先生…

この前、息子が突然 「僕、ノリツッコミやってみたいから、父さんボケて」と、とても雑に話をふってきた。 夫が、何か適当にボケを言ってみたところ、息子は 「うん……って、なんでやねん!」 「……。」 ノリの部分は「うん」だけですか。 笑いをかみころして…

しかし、札幌での四季の気候。慣れちゃうんですね〜。段々と五月になって花が一斉に咲くことが、楽しみになっていった。 結局六年住んで、「慣れた」のだ。私は慣らされちゃったのだ。人間、長く住むと適応するしかないのだろうか。でも、慣れたおかげで、札…

今回の、テントで泊まったキャンプについて、最後にします。 息子は、帰宅後、週末の宿題である作文を書いていた。「キャンプのこと書くんだ〜」と張り切って書いた。「あんなことも、こんなこともあったね。」と親子三人で話して、息子も「僕はあれが一番楽…

7歳の息子はといえば、初めてのテントでの宿泊に大ハシャギだった。 しかしテントを建てた瞬間、彼は手伝うのをやめた(笑)。確かに、タープを建てるのとテントを張るのは、一番の大仕事で、それだけでももちろん誉めてやった。しかしですね、こちらとしては…

今回の場所は、今住んでいる所より、少し北の、山の方。だいたい今までのキャンプの8割がそこだ。何回か、南の方の川沿いでバーベキューしたことがあるが、夏は暑いので、夏前か秋口にそこでタープを張るくらいで、今回行った場所は、涼しいので、夏に利用し…

キャンプに関して、少しは経験があるため、覚えの悪い私がどうやって人の手伝いをするかを身につけ、力仕事なども、苦にせずできる私でもある。ここ数年は、毎年数回、デイキャンプにも行っていた。でも、テントでの宿泊には、私は気が進まなかった。 何故っ…

先日、とうとう、家族三人で、泊まりのキャンプに行った。 キャンプに関しては、過去に色々、エピソードがある。 アメリカに住んでいた幼少期、毎年、夏休みになると毎日のデイキャンプに通った。プールに入ったり、川を歩いてたくさんの葉っぱを摘んで画用…

その土地に住む上で、必ず欠かせないのが四季の変化である。 ニュージャージーの四季は、特に子供の頃好きだった。春は暖かく夏はカッと暑い。湿度はさほど高くない。秋は木々がオレンジ色に染まり、冬には雪が降り積もる。 宝塚の春は2月にそれを告げる。梅…

結婚して、特に子供ができてからの、私の人付き合いは、相変わらずなようだけど、だいぶ変わったところもある。 大人になってから、心を開く友達は減ると言うが、私には幸い、結婚してからも、子供ができてからも、学生時代からの親友と同じくらい深い話がで…

さて、そんな風に、児童文学を勉強した私は、それなりに知識もあり、絵本を観る目はあると自負している。さらに、幼い頃に読んだ本も多くあって、子供が成長するにつれて、自分が小学校低学年に読んだ本を買い与えたくなっていった。しかし、自分の子供は男…

突然だが、私は、大学の時に「英米児童文学」を専門に勉強した。 大学を四年で卒業した人の中には、卒業論文のために、それなりに一つのことを勉強した人も多いだろうが、その後、研究職に就かない限り、適当に卒論さえ書ければ、といった具合に、専門に勉強…

「思い出の人たち」と書いた以上、私の「思い出」となっている「友人」たちについては、この辺りまでだ。他にもたくさんたくさん、何度も思い出す人はいるし、これを書きながら「ああ、あんな人もいたなあ」「こんなこともあったなあ」と思い出したり、書い…

今回は、「音楽」のカテゴリーに入れようかと随分迷ったが、「音楽」のカテゴリーは、かなり偏った私の趣味嗜好がそのまま出ているので、このエッセーを読んでくれている人も、すっ飛ばしてしまうことがあると聞き、でも今回の内容は、できれば多くの人に読…

もう一回、書かせて下さいね、奥田民生の新しいアルバム『OTRL』についてです。 ステージで、レコーディングを行った奥田民生は、それをすぐネット配信し、皆が聴けるようにした。そしてその曲を集めて、アルバムにした。昨今、歌の音程を正しい位置に持って…

「思い出の人たち」で、色々書いているが、幾つか「思い出の出来事」がある。 とりあえず、今書きたいことが一つ、ズバ抜けているので、その他のカテゴリーに書きくわえておきたい。 息子が、夏休みや冬休みなどの長い休みに入って、宿題をしている時に、度…

奥田民生のニューアルバム、『OTRL』を聴き、「おや」と感じた夫が演奏者を調べると、すべての楽器を奥田民生が演奏し、歌っていることがわかった。そして、その一曲一曲をレコーディングする段階で、客前でライヴとして見せるといったことをした。一か所の…

奥田民生の新しいアルバム『OTRL』が出ました。 その前、数か月間、「ひとりカンタビレ」と名付けたツアーをしていた。それが、ただの「ツアー」ではないことをその時は知らなかった。その少し前に、「のだめカンタービレ」という、漫画を原作にしたドラマを…

ある日、息子が画用紙に何やら書いて、冷蔵庫に貼っている。見てみると、 「お母さんへ まいにち たのしいかい? まいにち いそがしいかい? ○○(自分の名前)」 と書き、その後にニコニコの、当人のだろうと思われる笑顔が描いてあった。 何て可愛いんだろう…

そして、1998年3月、私たちは札幌にやってきて住み始めたのだ。 夫は、ニュージャージーで暮らした3年間以外は、北海道を離れて暮らしたことがなかったので、札幌が故郷であり、自分のテリトリーだ。 札幌で暮らすことが決まる前から、夫は札幌の良い点をよ…

さて、wiiを買ってから、ヨガや筋力トレーニング、身体を使ってのゲーム、などを楽しむと、少しずつ違うソフトもほしいと言いだして、誕生日などにプレゼントしていたが、いよいよインターネットにつなげてみたいと言いだした。 息子は、お笑い番組で、好き…

Wiiをインターネットにつなげると、「wiiの間」というのが出てくるのをご存じだろうか。 息子は、あまりテレビやアニメ、映画などに興味がありません。嫌いではないが、自分からは積極的に観ない。そういうしつけをしてきたわけではなく、単にそういう性分な…

傍から聞いていると、ちょっと面倒くさくなるような友人関係の話が続いたが、次は気楽です。 アルバイトは、大学生になる頃から始めた。スーパーの品出しに始まってからは、アイスクリーム屋の店員と塾講師、が比較的続いたアルバイトの仕事だった。そしてそ…

中学からの、仲良し5人組について、最後の回にします。 色々と葛藤があったのだが、大学を卒業して、約10年経った頃、とうとう感情が爆発してしまった。 大きなきっかけは、子供ができたからだと思われる。常々、お互いの考え方の相違は気になっていたが、今…

仲良し5人組の中の、さらに二人の友達たちのことも書いておきたい。 中学三年生の頃、Nちゃん、I と既に仲が良く、同じクラスにいたのが、入試の時に気になったYである。お陰で、Yと一気に近づき、Yから、猛アタックのような形で親しくなった私は、Yを放って…

I とは、彼女に誘われて、あるボランティア団体のキャンプリーダーをしたことがある。彼女は、大学一年の時から始め、続けていたが、私は彼女に強く誘われて、二年の時に入った。団体行動があまり得意ではなく、好きでもない私だったので、すごく警戒したが…

仲良し5人組だった友達たちのことについて、少し詳しく書かせていただきます。 さて、前回書いたNちゃんと、しょっちゅう憎まれ口をたたき合っては笑い合う I は、かなりの間、私のお気に入りの人物となった。何か向き合いたくない闇をかかえていたようだけ…

さて、その女子校の友達たちの中で、親友が二人できた。二人ともバレーボール部だったが、一人は途中でソフトボール部に変わり、その二人がお互いに親しかったわけではない。ただ、二人とも、毛色の違った友達たちから、それぞれ人気があった。中学高校時代…

中学、高校で、段々と周りの環境に慣れて、友達に恵まれたものの、私は日々演じ続けていた。実は、恥ずかしながら、いまだにその頃の気持ちをすっかりとは消化できていない。乗り越えられていないのだ。 無条件に、どんな自分でも受け入れてくれる親友がいる…

さて、札幌での暮らしを書くにあたって、思ったより長々と私の生い立ちについて書くことになってしまいますが、根気よくつきあってください。 大学生になって、素晴らしい先生と出会えた。 この体験も、私にとって一生を変えるほどの大きな出来事となった。 …