2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

子供の絵について考え、手に入れた『子どもが絵を描くとき』(磯部錦司著)。 磯部さんというのは、公立小学校の先生になった後、教授になり、美術教育研究者、作家、実践者の三社の立場から絵画を通して生命観・自然観について独自の視点から追及しているとの…

参観日には、気分的に、まだかなり苦痛を伴ったが、以前よりは動悸に悩まされずに済むようになった二学期の頃。 担任の先生との個人面談があった。その時に、息子について、図工があまり得意ではないのでは?ということを言われた。そりゃ得意不得意は誰にだ…

小学校四年生の頃から、私は最寄りの駅近くの学習塾に通い始めた。 そこでの先生の教え方は、小学校のように回りくどくなく、コツを上手に教えてくれたので、私の成績は思いの外グングン伸びて、先生にも可愛がられたし、友達もたくさんできた。 学校で孤立…

前回も書いたが、私が帰国子女として日本の学校に転入してから、一年半後、さらに転校することになった。 そこでは、教室でちょこちょこ喋るような友達はすぐにできたが、さほど気が合うわけでもなく、その子とは別に、自宅が同じ方向で、何となく一緒に下校…

息子が小学校に通い始めて、最初に気になったのは、先生の細やかな指導であった。 忘れ物も、失くし物も、親がしっかりと見てやってくれという記述が何度もあり、私は大いに戸惑った。私自身が物を忘れたり、失くしたりしやすいのだが(笑)、多くの子供にとっ…

そこの学校で、もう一人、書いておきたい友達のこと。 Jちゃんは、下校仲間だった。 背が高くて、活発で、ハッキリ物事を言ってサバサバした彼女のことを、私は気に入っていた。喋っても楽しく、下校時間、彼女と一緒になると、よく笑って帰った。 ところが…

アメリカから帰国して入った学校で、今でも懐かしく思い出す男の子二人の話がある。 一人は、平凡ながら、初恋だと思います。 アメリカにいる間、近所の日本人の男の子と「結婚する!」と言ってはばからなかったが、別に恋のようなドキドキした気持ちは全然…

自分が、「帰国子女」であることを宝物だと感じる瞬間は、人を十把ひとからげにせず、個人個人で見ることができるということを自覚する時だ。テレビに出ているような有名人から、身近にいる周りの人々まで、「自分の」見方で判断して見ることができる。そし…

帰国子女の面白い(?!)ところは、親が少なくとも一人は日本人で、家庭内で日本の文化もどうしても身につくところ。そして帰国後に、日本文化に馴染もうと一生懸命になるところです。加減がわからないことも多く、様々な本で「帰国子女の知り合い(友人、夫、…

次に、日本に帰国して、気に入った友達は、Cさんだった。 帰国子女として日本の学級に転入してきた私は、完全な変わり者扱いだった。 でも、そのクラスでは、先生が帰国子女として気をつかってくれたことと、さらには2年生に上がった時の先生が変わり、その…