2014-01-01から1年間の記事一覧

さて、あとは息子の面白い癖である。 考え込む時の、片手で輪を作り口にあてるポーズは、物心つかないような幼い頃から変わらない。これは、夫にそっくりで「こんなものが遺伝するのか」と愕然とした覚えがある。 そして見ていてつい笑ってしまうのが、何か…

人間関係や、物事において好き嫌いがハッキリしているのは、夫にも私にも似てしまった。夫がどの程度ハッキリしているのかは実際のところわからず、男の人の人付き合いは、かなり個人差もあり、人とつるんでいるのが好きな人、人付き合いが苦手な人、苦手で…

物を落としたり失くしたりは、私に似てしまった。もっと言えば、私の父親から来ているものだと言える。父は、結構大事な物を失くしたり落としたりしては、母に呆れられていた。これが私にも言える。私は大事な物も時には失くすが父親よりは少ないと勝手に自…

性格は、私より繊細なところも多いし、無頓着なところもあるので、似ていると思う部分は少ないが、物事の捉え方は似ていると思うこともある。 フザけて爆笑したり、それがエスカレートして悪ふざけになってしまったりすることもあるし、不謹慎なところで二人…

すっかり大きくなってきた息子は、最近自分のことをネタに何かを書かれるのをいやがる。このエッセーを読んでいるわけではないのだが、あるサイトに時々、息子の面白いことを書いて載ることがあった。しかし最近はおかしなことを言った後「これ、載せないで…

味については、あまり贅沢を言わないし、別に「贅沢を言いません!」と強く心に決めているわけでなく、まあまあで満足しちゃうのだが、美味しいなと思える店と出会えるととても嬉しい。しかも店の雰囲気も良かったら、とても気分が良い。 ちなみに、私は、そ…

どんな年齢だってそりゃ個人差はありますよね。きっと、私は殻を守れていない人間らしさがつい出ちゃっている人が好きなのだろう。で、おじさんたちには、その良さが自然に出てきている人が多い。もう隠せなくなってしまっている。 そんなわけで、多分ダンナ…

そういう風に、若い女の子に甘い社会の構造が、私や若い女性たちを勘違いさせるので、そういった面で良くなかったと今では思うのだが、一方で怖いおじさん方もたくさんいた。気持ち悪いおじさんもたくさん見てきた。若い女の子たちを冷静に見ていたのもまた…

何だかいつの間にか、「おじさん」という存在が愛おしくなっている。 その感情とは少し違うと思っているのだが、男の人の好みは、あまり外見にはとらわれない。いやだという外見はあるが、それ以上に表情とか態度とかが大事。内面に関しては昔から一貫してい…

バク転。 また夫に呆れられた。だって、「バク転」の「バク」ってさあ。 バク転は、後ろに反りながら飛び上がって、そのまま逆立ちのように手をつき、その勢いでさらに立ち姿勢に戻る。そんな説明しなくても良いか。でも、それを「バク転」だと思っていたが…

みなさん、間違い電話ってしたことありますか? あるでしょうね、あるでしょうとも。特に私より年上の方々。 携帯やスマートフォンがない頃、私たちは固定電話で友達に電話をし、異性に電話する時も親が出るのだろうと緊張し、良い印象を与えなければと手に…

この夏は、夫の実家のある北海道に行った。そのうちの支笏湖畔での一泊を、とても楽しみにしていた。 以前、夫がそこの宿で泊まった時に、朝食会場から野鳥の餌台が見えるようになっていたと話していた。それを是非見てもらいたいと。それがとても楽しみで、…

今年の夏もホオジロを見た。 少しくらい鳴き方が違っても、ホオジロとわかるようになった。鳴き声をたどると、木のてっぺんに、黒っぽい頭と赤茶色っぽい胴体が見える。鳴き方も姿もホオジロの特徴である。あー可愛いなあ……。 今年、ホオジロの存在に気付い…

そして、さらにやってきた、カーテン決め。 建築屋さんの知り合いだというお店を紹介されて行くと、どうやら子供時代の知り合いのようだった。建築屋さんとのちょっとしたエピソードを聞いて「へー」とか言いつつ、また目の前にあるカーテンに困惑。もうこれ…

『子どもが壊れる家』(草薙厚子著 文芸春秋社)を読んで、過干渉のことが書いてあった。過干渉は、私は甘やかしと同じ意味だと捉える。ただ、説明は難しく、自分の言葉で考えてきて、それはそれで良いのだが、この本では具体例がとてもわかりやすく書いてあっ…

過干渉と言えば、以前に目の前で見た光景が思い浮かぶ。 外で食事をしていると、少し離れた席に座った親子。子供は小学校低学年くらいだろうか。母親が熱心に、その子の頼んだ麺類のネギをお箸で取っていた。そして「○○君、ネギ嫌いだもんね。食べないでしょ…

『子どもが壊れる家』(草薙厚子著 文芸春秋社)を読んで、テレビやインターネットから受ける害について、少々過敏になり言い訳したが、作者が一番言いたいのは、親子関係との相互作用である。一つの事が悪者になるわけではない。私の子育ての中にも反省すべき…

少年犯罪について取り上げた本は、何冊か読んできた。その度に、怖いなあと思いはすれど、やはりどういったところに原因があるかを知りたくて読むので、自分なりの見解を出すまで色々と考えてみる。もちろん、本に「こういったことが原因」という趣旨のこと…

壁や天井の柄も、何とか決めなくてはいけない。 1階の大部分は、珪藻土で少し荒めに塗ってくれるとのことだったが、天井やリビングダイニングの壁、台所の壁なんて、正直、白か、オフホワイトか、アイボリーか、クリーム色か、細かいでこぼこか、もうちょっ…

夫に「ナルコレプシーなんじゃない?」と笑われたが、別に聞きたくない内容のわけでもない。今回の場合、特にストレスに思うこともなかった。むしろ聞いていなければいけない瞬間であった。まあ夫も笑いながら言っていて本気ではない。しかし私はこの先もこ…

以前、息子が幼い頃にアパートに住む母親同士でサークルを作り、その説明をしている時、割としっかり者のお母さんの一人が「話を聞いていない目」であったことをよく覚えている。「あれっ。この人、私の話を聞いているようで意識が違うところに行っているよ…

昔から、私は人の話をあまりきちんと聞いていない。 いや、内容によっては聞いているし何かと感じているのだが、正確に言えば、「説明」を聞くことがものすごく苦手だ。読むのも苦手。それは、大人になってから気付いたことなのだが、物心ついていない頃から…

主人公が、アメリカ歴代大統領の執事をしている間に、歴史は、大きく変わっていく。 執事らしき仕事を初めて教わったのは、父親を殺された、主人公である子供を、気の毒に思ってか、そこの家のおばあさんが、綿摘みの仕事から家の中の手伝いをさせたことに始…

『大統領の執事の涙』を観ました。 アメリカの大統領、アイゼンハワーからレーガンまでの執事を務めた、実在の黒人をモデルにした話である。事実とは幾らか異なっているようだが、黒人社会というものを、改めて考えた。 アメリカに住んでいた時に、自分もア…

初めて甲子園球場に、阪神タイガースの応援に行ったのは父と。一塁側内野席。どんな服着て行ったかもよく覚えているくらい、記憶が鮮明に残っている。大きな声で応援するのは外野席で、内野席は比較的おとなしいのだが、隣に座ったおっちゃんが、大声で応援…

野球について、ほんの少し続きます。 日本に帰国して、最初のうちは高校野球しか観ていなかったが、そのうち、住んでいる場所柄、テレビでよく放映される阪神タイガースのファンになった。当時から、巨人がよく勝つのでつまらなく感じてしまい、つい負けてし…

そういえば私は野球が好きだったんだ。 最近よく忘れ、よく思い出す。初老ですから。 でも以前から好きだった。今もうっかりテレビのチャンネルが合い、良い場面だと観始めてしまう。観ているとやっぱり面白いと思う。 息子が、wii sportsで野球のゲームをし…

この映画では、やはり歌を歌うシーンについて書いておきたい。 主役である長女エルサを松たか子。彼女の曲を以前聴いたことがあるが、音程をきちんと取れる人なのだなという印象程度だった。しかし、今回聴いてみると、日本人特有の声の細い感じがあるが、発…

『アナと雪の女王』を観ながら、マーガレット・マーヒーが書いた『足音がやってくる』(岩波書店)という本を思い出した。その中で、‘魔法’は、「あなたの心の中の金色の部分」とされる。キラキラ輝く金色の部分。それが個性であると私は解釈した。そこを抑圧…

話題になった『アナと雪の女王』を家族で観た。 女の子が主人公だから、息子が気持ちを入れにくいのではと心配したが、何のことはない、周りの男の人やトナカイ、雪だるまのキャラクターに気持ちが入ったようで、クライマックスでは「頑張れ!」とか言いなが…