2015-01-01から1年間の記事一覧

いつの頃からか、息子は私と手をつながなくなった。そのうち横に並んで一緒に歩かなくなった。助手席もあまり座らなくなった。そして、今は前ほど喋らなくなった。こちらから抱き付いていったり手を広げて息子が飛び込んでくるのを待ったりするのも、そろそ…

さて、余裕で反抗期を迎えられると思っていた私が、息子のまだ差し掛かったばかりのちょっとした反抗期に少々うろたえている。 徐々にやってきているなあという雰囲気はあった。いや、なんなら息子が生まれてから12年ちょっと経つが、大半が反抗期であった。…

昨年の冬は、あまり野鳥を見る機会が訪れなかった。一昨年見たのは勘違いだったのかというくらい見なかった。つぐみばかりをやたらに見たけれど、夫の職場近くや、家の近所に、たくさんいたはずだったのに、あの野鳥たちはどこへ行ってしまったのだろう。も…

いよいよやってきました。 老眼の波です。 40に入ってすぐだったか、目の痙攣が止まらなくなったことがあった。恥ずかしながら、特定のパソコンゲームのせいであった。あまり目を酷使するゲームは良くない。 それで眼科に行ったら「もう数年で老眼来ますね…

相変わらずふなっしーが大好きである。 可愛くて仕方ない。 テレビ番組で目にする度、その受け答えにキュンキュンが止まらない。 以前は、あまりに危機を覚えた場面で、ふなっしーの魂の叫びを聞いた。「マジか!」「おっかねー!!」と叫んでいたのを聞いて…

なんだよーやっぱりここか私のツボは。ため息が出る思いであった。 スクールカウンセラーは「そういうのをトラウマっていうんですよ。」と言い切った。初めて専門家に言われた。「トラウマ」って。しかも、帰国子女で体験した漠然とした思いをそのように言わ…

息子が小学校に入り、参観日に行く前の日から、私はいつも自律神経が緊張するのか、交感神経が優位になり過ぎて、よく眠れず、当日も動悸がして辛く、学生時代の友達に連絡をし、毎回励ましてもらいながら、学校に行った。母にも受け止めてもらった。 何とか…

以前、私は帰国子女であることについて、トラウマから抜け出せそうだと、随分力説をしたはずなのだが。……残念ながら、まだであった。 とか、軽く書いてみているが、本当にとても根深くて自分でもビックリしてしまった。前回書いた時なんか、まだまだだったん…

『フットルース』を何十年ぶりかに観てみると、田舎町に引っ越してきた都会っ子という設定についても、今回は強く印象に残った。 正直私は都会っ子である。宝塚というのんびりした街で生まれたものの、大阪と神戸という大都市にはさまれ、電車で気軽に遊びに…

『フットルース』を、この歳になって、また観ることになるとは思わなかった。 初めて観たのは、映画館ではなく、数年経ってビデオを借りた時だった。中学三年生の頃だったと思う。音楽がとても気に入り、サウンドトラックを買った。当時、好きな曲を口ずさみ…

最近、自分が結構ピンク色が好きらしい、と気付いた。女性なら幾つになっても当然とか思う人も多そうだが、元々私は好きではなかったのだ。 物心つくかつかないくらいの頃から、薄い黄色のワンピースが大好きだった。白地に小さな赤い模様のついたチューリッ…

ある晩、寝ようとした時、息子の部屋の窓が開いていたことを思い出し、「入るよ」と声をかけて、息子の部屋に入った。 息子は何故か「やったー」と言って、窓を閉めている私に声をかけてきた。 何か話したかったんだな、と思い、耳を傾けると、 「ねえ、反抗…

意識的に、最初に習得した言葉は、東京の言葉に近かった。父方の両親は、岐阜と岡山、母方の両親は、北海道と岡山、で幼少期育ったそうなので、父も母も強烈な関西弁ではないけれど、二人とも学生時代を西日本で過ごしており、関西弁のイントネーションは身…

ダンナも私も、アラフォーとかじゃなく、もう立派な(??)40代って言える段階に来て、そろそろお互いの両親の健康のことも気になり、自分たちの健康のことも、今まで以上に気になってくるようになってきた。 前から、健康には気を使っていると思ってはいた…

ケーキ屋のバイトをしていた時にも、自分の髪の毛の量の多さに驚いたことがある。 長い髪は一つにくくらないといけないルールだった。他にもう一人「この子、髪の毛多いなあ」としみじみ思っていたバイト友達がいて、その子と二人でシフトに入った時に、髪の…

髪の毛の量が多い。尋常じゃない。髪の毛の量が多いエピソードには事欠かない。 幼い頃から「髪の毛が多い」と、母にも言われていた。否定的な意味はまったくなかったと思うのだが、あまりの髪の毛の量の多さに、ボサボサになるのがみっともなくて、よく髪の…

さて、ちょっと良い気分しないと思いますが、苦手な店のパターンを、もういくつか挙げます。最後、そのパターンにハマらない店の話も出てくるので、しばしご辛抱を。 頑固おやじ的な所は、とても苦手だ。店の雰囲気を左右する。客に媚びろとは言わないが、店…

親の将来への期待というのは、いかにもどの国にもあることで、しかも貧富の差を問わずどの世界でも共通する問題であると思われる。自分の子供がどんな子であれ、親は親の都合でその子の将来を決めるべきではないと思っている。昔観た映画『いまを生きる』で…

インド映画に対する印象と言えば、「大勢で踊る」。 『踊るマハラジャ』が有名になり、私は観ていないのだが、それを観た友人たちは、一様に「笑えた」「面白かった」と言った。その時は特に観たいという気持ちが起こらず、その後のインド映画も「踊る」こと…

ピアノの音色が好きだということはよく書く。あの音、特に和音がなんとも心地良い。あの素朴な音が組み合わさって、耳も脳も気分が良くなるのだ。なので、ちょっと前衛的なピアノの演奏を聴くと、そのすごさはわかっても、ちょっとガッカリしてしまう。緊張…

子供が何をどんな風に感じ、どうしたいかは、それが親にとって都合が悪かろうと、間違っているのではと感じようと、それが子供の個性であることをまず認めなければいけない。 何故そう思うのか、その気持ちはどこから来るものなのか、その気持ちは辛いもので…

このことに直接関係することではないが、私は被害者の顔が、テレビで何度も流れることに違和感を抱く。加害者の顔は絶対に流されないのに。少年法だか、法律があるのだろうが、じゃあ被害者の顔は流されて良いのか。ニュースを読む時に流す必要はあるのか。 …

時々起こる子供による残虐な事件に震撼する。 数年もしたら、その子供に関わった人たちや、精神科医、少年院勤務、カウンセラーなどがその子供の発言を取り上げ、家族関係を分析し、本にしてくれるので、読んで考える機会があるのだが、事件が起こった直後は…

家を建てる最後の方の段階、外回りである。雨どいの色の時には、そんなものの色まで!と思い「まだあったか!」と笑い、どうでも良いよ!と気持ちをぶつけたくなるのをかろうじて夫が「お勧めの色は?」と返して、自分たちで選ぶ手間を省いた。 そして、色を…