「健康のこと」というカテゴリーにしたにも関わらず、単に自分の体のことになりつつあるこのコーナー。カテゴリーの名前を変えたいが、今更変えるのは大変な作業のようなので、このままである。
 今回は、肌についてである。
 私は色白だ。色の白いは七難隠すとか言うが、それを実感したことはない。色白で「難」とやらをカバーできるほど「色白」が魅力的なものとは思えない。それに色黒で七難ある人と、色白で二十難くらいある人とだったら、色黒でも良いではないか。そんなわけで、色白を得だと思ったことはない。それに色が白いとか自分の顔のことなんか言われても、自分の目には見えないので実感がない。実感がないし写真に写っても「色白だなあ」と思ったことがない。光のせいかなあくらいである。
 それより色白が故に「損をしている!」と思っていることが多々ある。例えば足が白いのは見えるが、足は元々が太いので、むしろ黒くあってほしいくらいなのだ。膨張色でますます太く見える。そして損をしていると思うのは、キレイに日焼けしないことだ。
 幼児期は、毎日のように外で遊び、6月頃からプール三昧で、日に焼けていた。良い感じに小麦色だった。でも小学生の半ばくらいから既に私はこの色白らしい肌に困ることになる。集中的に日焼けすると真っ赤になる。やけど状態だ。痛い。痛くて眠れなくて、しばらくするとほんのり薄黒くなるくらいで、赤みと共にさーっと消えていく。
 大学生の頃にはもっとひどい。少しの期間、ボランティアでキャンプのリーダーをやっていたが、やはり焼けない。それでいやなのは、やはり太ももなのだ。暑いので短パンが必須なのだが、太い上に白いから目立って仕方がない。これが小麦色に焼けると、少しは太さもごまかされるものを……真っ白である。
 そして甲子園球場に応援に行っていた時に顔にできたシミ。この頃から顔のシミに困らされている。
 そのうち30超えて顔だけでなく、手の甲のシミが気になりだした。夏になると目立つので、夫が「油ハネ?」とかフザけて聞いてきたくらい、かなりのものである。今でも自分で「油ハネみたい」とか笑っているが、なんとかならぬものかと内心思う。そして最近広がっているふくらはぎと腕のシミ。結構目立つので本当にいやなのだ。
 日焼けして小麦色に焼ける人や色黒でシミが目立たない人が本当に羨ましくなってきた。私は色が白いばかりに、腕も手もふくらはぎも日に当たればきれいに日焼けせずにただただシミとなって残っていく。そしてウオーキングの時、特に夏だとやっぱり半袖短パンからなまっちろい手足を出して歩くことになる。本当にいやだ。綺麗に焼けてくれないものか。そんなことを期待してもやっぱりただシミが増えるだけなのだ。
 顔のシミも消えなくなってから随分経つ。こまめにパックをしているが薄くなったり濃くなったりを繰り返しているだけで、消えはしない。
 体も顔も、専用のクリームを塗っているが、効果があるのかないのか。塗らないともっと怖いことになりそうだから塗ってはいるけれど。