WiiUを持っていればできるゲーム「スプラトゥーン」に一時ハマってしまった。
 今は、時間ができればする、といった程度だが、まだ好き。一時は夢中だった。
 ゲームの面白さはもちろん、バックでかかる音楽も好きだった。
 最初は、一人で遊べるヒーローモードというものを一生懸命やっていたのだが、ほとんど楽器ばかりの演奏で、何種類かあった。どれも気に入ってよく鼻歌を歌った。「このCDないのかなあ」と夫に言っていた。他にボスを倒す時の曲や、ラスボスを倒す時の曲だけでなく、クリアした時のちょっとしたメロディも楽しくてよく口ずさんでいた。
 そのうち、ヒーローモードをクリアすると、オンラインゲームをするようになった。その中でかかる音楽も気に入った。
 ゲーム内であちこちに見える文字が、どの国の人も思い入れできるように、或いはどこかの国の文字と特定できないように、カタカナのような英語のような、読めそうで読めないようになっていて、音楽も明確な言語ではうたわれていない。‘ただの声’とも聴けるが、なんとなーく日本語に聞こえたり英語に聞こえたりして、自分たちの解釈で勝手に歌詞のようなものを作って合わせてうたっている。ただし意味は不明です。「ペンギンペンギンyellowペンギン」とか「夢みたいに」とか「塗―れ塗れ塗れ」とか「あき ふゆ ねぎとろビンok」とか「you can probably will watch you」とか、意味わからない。意味わからなくても何となく口ずさめれば楽しくて良いのだ。「歌え歌え歌えまくれ」とかもある。まだ意味としては通じるけど、唐突になんだよ。
 アルバムの中でも「splattack!」は、とてもカッコ良くて好きです。全体的に、ベースやドラムが意識的に使われていて、その音がカッコ良い。他の曲も多くがそうである。ギターもカッコ良いけど、ベースの音が断然良い。このアルバムを聴いていて初めて、ベースを弾けるようになりたいとうっすら思ってしまった。ドラムも、息子は練習したくならないのかな。と思うくらいカッコ良い。
 でも「hooked」も好きなのだ。この曲は、激しいピアノの音から入る。これは息子も好きな曲で、これを弾けるようになりたいなあとちょっと思う。「うっすら」とか「ちょっと」とか言っているので、現実味がイマイチないのだが、でもピアノはやっぱり弾きたいという思いが強い。
 他に、イカ潜伏時のトップンという音やブキの音、ボムの音、なども収録されている。
 このアルバムを聴きながら車の運転をしていると、実に気分が良いのだが、どうしても「この辺でトルネード出るんだよなあ」とか「この辺でやっつけられてスタート地点から復活するんだよなあ」とか、スプラトゥーンの絵が頭の中で出てきて仕方ない。運転に支障をきたすほどではないけれど、家の中でも運転中もスプラトゥーン……。