アトラクションに関しては、シーならではの水際のちょっとしたアトラクションや映像を使ったものを中心に楽しんだ。他のは待ち時間が長すぎてあきらめた。ファストパスも面倒で使用しなかったのだ。そして遅めに入ったので閉園時間まで楽しもうと思ったが、7時過ぎくらいには、息子が疲れてしまった。最初の頃は「あんなの子供っぽい」とか言ってカッコつけて避けていたアリエルの小さな子供向けアトラクションも、最終的には待ち時間が短いということで、素直に乗った。ずっと三人で乗れるものばかりだったが、その時、初めて1人と2人に別れる場面になり、息子は「僕一人で乗る」と申し出た。おおそうかと遠慮なく夫と私で乗ったのだが、息子の方を見ると、あんなによく喋り、独り言も多く、ずっと声を出しっぱなしみたいなハシャギ屋の息子が、黙っておとなしく乗り物に上下されていた。リトルグリーンメンの、明らかにハシャいでいる人しか被らない物を被ったまま、とても静かに上下されている息子を見て、夫と爆笑した。疲れたんだな……。
 そばのベンチでは、あおむけにガーガーと寝ている子供が二人いた。クタクタなのだろう。
 私たちは、夜のショーを見ながら歩き、終わる頃に少し立ち止まって見て、すぐにモノレールに乗って帰った。
 絶叫マシンの類は一切乗れず、自分たちのお土産をゆっくり見る時間も体力もなく、何となく消化不良のまま帰ってきた。
 息子が大きくなって、絶叫系がすっかり平気になったから、私も期待してしまったのかもしれない。でも次回は、絶叫系に乗りたい。ディズニーランドの絶叫系はそれほど激しくないし、私でも楽しめる程度。ちゃんとファストパスを利用したり、色々と計画立てて動こう。
 絶叫マシンだったら、他の遊園地でも楽しめるだろう。私は最近の流行りモノや上下動の激しい物はまったくもって苦手だが、軽い絶叫系なら楽しめる。だけど、やはりディズニーランドのアトラクションに乗りたいと思う。園内に入ってからの雰囲気が独特で徹底しているからである。又、ハシャいだ恰好でいられるのも、ディズニーランド特有の夢の世界の中だからである。サービスの低下だの、質の低下だの言われたことがあったが、なかなかどうして、充分である。薄っぺらいはりぼての裏側を見て「作り物だよなあ〜」とか感じつつ、それでも夢の世界なのだ。楽しく、いつ来てもやっぱり「もう少し居たい」と思わせられる。
 そして恰好は、あくまでも動きやすさとその気候に応じたものを優先するとしよう。寒いのはいやだ。あと、考え過ぎてもダメだ。
 はてさて、次は息子が付き合ってくれるだろうか。だいぶ散財も覚悟しなければならない。息子の年齢からして時間は迫っている。近いうちに済ませてしまわなければいけない。が、そんなお金を貯めていない。捻出するか。いや、頑張って貯めなくちゃな。