最近、テレビで、トイレットペーパーについて男性の側からの主張を聞く機会が、続けざまにあった。それを見ていて「ちょっとそれは考えすぎでは……」と思うことがあったので、是非書いておきたい。
 例えば「トイレットペーパーが終わりくらいになると、女性は使い渋る」とかいうのを聞いた。えっそうかなあ、と、不思議に思った。
 他に「嫁へのいやがらせで、トイレットペーパーをギリギリまで使って、最後の少ししか残さない」とか言っているので「へぇ……」となったが、すぐに、「それってそんなに嫌がらせになっていないのでは」とこれまた疑問が残った。
 そういった内容のことを他にも、確かここ1か月くらいに、立て続けに聞いた。
 そこで、男性方に言いたい。
 女性は、トイレットペーパーの芯を変えることを、それほど負担に思っていなければ、重要視もしていない。
 なぜなら、トイレットペーパーを、しょっちゅう使っているからだ。結構な量を。だって、トイレに入れば、もれなくトイレットペーパーを使う。結構たくさん。なので、芯はしょっちゅう変えている。あとわずか、とかなっても、今、使い切ってしまおうか、多くなるけど、あとちょっとだし、とか、気にしていない。私はね。次入った時に変えれば良い、くらいにしか思っていない。いや、なんなら「もうあとほんの少し」とかも気づいていないことも多い。なので、次に男性が使うかどうかも気にしていない。だから、使い渋っているとかでなく、普段通り使っているまでである。……と思うよ?みんなどうなの?少なくとも私はそうだけど。とにかく、気にしたことがなかった。それを気にするのは、男性が一日に1回位しかトイレットペーパーを使わないからではないだろうか??
 そういえば、我が家でも、一時、夫か息子がトイレットペーパーを、交代のようにして変えてくれた時期があった。私が一番使っているのに、男性陣が度々変えてくれてありがとうね、と笑ったことがあった。でも、それも思い返せば、連続何回かのこと。結局、その頃だけで、やっぱり、全体的には私が変えていることが多い。男の人は変えると、「少ししか使っていないのに、何故このタイミングで」と思ってしまうからだろうか。でも、どう考えても、女の人の方があまりに自然に、多くの数を変えているものだ。その時にいちいち「どうして私が」とか思わない。私のタイミングで、芯を変えるのは面倒とか、いちいち思わない。だって、日常なのだから。
 そんなわけで、トイレットペーパーを変えることに関して、男性は意味づけし過ぎだと思いまーす!