昨年観た落語に続き、今年もライヴを楽しむことができた。今回は、漫才です。3月末。
 サンドウィッチマン、ナイツ、中川家、の3組が市内でお笑いライヴをするということで、こんなに安定感のある3組なら、笑えるのは間違いないと、すぐにチケットを取った。手続きはダンナがしてくれたわけですが。
 で、何故だか1列目になってしまった。
 え〜〜すごいなあ、1列目なんてぇ!
 と思ったが、1列目でも端っこだった。本当に端の端。
 一番端に座ると、目についてしまって恥ずかしいかもしれないからと、ダンナに座ってもらった。なので、私は端から三番目。
 初めて漫才の舞台をナマで観たのだが、これが予想以上に、笑い続けて疲れてしまった。
 サンドウィッチマンが登場した時に「おお!本物だ〜!」と思ったが、テレビのままの伊達ちゃんに何だか笑ってしまった。登場した瞬間、伊達ちゃんはこちらの方を見ていたが、立ち位置のせいで、漫才している間中ずっと、伊達ちゃんの背中を見続けることになった。つまり、相方の富澤は、ずっとこちらの方に体を向けていて、何度も目が合った。うひゃ。でも、富澤はテレビのままではなかった。でっかい体にでっかい顔という印象があったが、実際に見ると、顔は意外としまっていて、関西弁で言う「シュッと」していた。アラ。意外とシブイのね。悲しきモンスターと、有吉にあだ名をつけられた彼とは何度も目が合った。20分のネタの予定が45分。45分にも感じないくらい、笑い続けた。途中、中川家兄が舞台袖である行動に出たのがよく見えたのも、1列目の特権だったかも。
 次にナイツ。立ち位置からして、塙が背中を向けているはずなのだが、何故だか塙とはやたらに目が合った。私が熟女として認められた証拠なのだろうか。相方であり、こちらに体を向けているはずの土屋君とは全然目が合わない。やはり私が熟女だから……まあ良いや。とにかく、隣りで小学生の息子も太い声で大爆笑しているし、私も笑い上戸なので、やたらに笑った。これまた20分の持ち時間を30分。
 最後に中川家。途中から、あきらかにアドリブというか、一度はどこかでやったネタかもしれないが、流れはきっとその場で決めていっているんだろうという感じで、笑いの連続。もうお腹がよじれちゃう、ってこのことかってほど笑った。30分間、中川家中川家の漫才をし続けて、最後はヒーヒー言いそうなほど笑い疲れた。
 その後少しトークもあって、サインボールを投げてきた。一人2球だっけな。息子に「1列目なんてめったに投げてこないんだよ」と話したが、塙がこちらに向かって投げてきた。咄嗟に手を伸ばしたが、後ろの人の勢いの方がすごくて、ボールを奪われた。惜しかった!!もしかして、熟女を狙って投げたのか。とか、憶測すると笑えて楽しい。ま、単に偶然なんだろうけど。
 とにかく終わると、家族三人「疲れた……。」と口々に言うほど笑った。こんなに笑うなんて。本当に楽しかったです。この辺りは田舎で、交通の便が悪いのはわかるが、もう少しお笑い芸人も来て、笑わせていってほしいなーと思う。