しばらく書いていないですね、人の心のこと。頻度も以前よりずいぶん減ったが、勉強は続けている。以前書きたいことが多かったのは、あまりに何も知らなかったので、知ることすべてが新鮮だったからだと思う。あれもこれもつじつまが合い、ああなるほど!!だらけで、書いていかないと、頭の中の整理が追い付いていかなかった。
 でも、考えては書き、書いては考えていくうち、ストレスが減っていった。今ではその瞬間のストレスはあったり、子供のことで心配は出たりするものの、親子や他人との関係については、同じ所を堂々めぐりや、もやもや感がなく、クリアな状態。
 通信講座を幾つか受けたが、一人で勉強し、その中身が少々薄くても、修了証はもらえてしまうので、信頼されるにはほど遠い。自分の中で「どのくらい勉強した」とよくわかっていることでもあるので、人によって様々だろう。
 以前、ベビーシッターを仕事でしている人が、預けている子供を死なせてしまうという痛ましい事件があった。加害者がベビーシッターの通信講座を受けただけであったことを含め、色々と社会問題もあるが、通信講座というのは、個人個人の情熱関係なく、修了証をもらえたりしちゃうので、信頼度が実にふわっとしたものである。どこだって、学校行ったって本人次第なのだが、学校では最低限のラインが、通信講座よりはるかに高い。それだけの授業時間と試験を乗り切ってきているからだ。だから私は今でも通信講座を受けただけで、どうこう言えない。そこでの勉強が身についたかどうかも自信がない。ただ多くの本を読みその度に自分で考え、解釈してきたということが自信となっている。
 通信講座では、メンタルケア・アドバイザー、チャイルドケア・カウンセラー、家族療法カウンセラーを修了したが、今気になっているのは、ネットを中心とした心理関係のものである。色々な心理学の専門用語はあまり得意でなく、その場その場で、症状の名前が気になったら調べる、といった程度で、最初から変わりなく興味を持ち続けているのは、家族関係のことであるが、ネットのことが気になっているのは、現代社会で生まれたものであるということと、ネットであらゆるやり取りが行われ、それによって読んでいる側が少なからず心が良くも悪くも動いてしまうということに、ちょっと距離を置きたいからだ。つい感情的になって揺れる自分の心をどうにかしたいということもある。子供が巻き込まれることも心配である。
 調べたその機関は、一般的な通信講座のように、自分のペースに合わせてできるものではなく、決められた期間内で受講し終えて、会員として登録し、1年ごとに更新しなければいけない。そこの会員であり続けることで、そういったものに関心を持ち続けることができるし、常にその機関に協力できる心の準備もできる。そんなわけで、覚悟が必要だから、ちょっとまだためらっている。
 いずれ、今までよりもっときちんとした形で、人の心理に対して取り組むことになると思うが、今はまだ少し覚悟が足りていないので、ちょっとした休養期間である。
 ただ、休養期間と言っても、関心はずっと持ち続けているので、色々と気持ちは張り巡らせている。結局、好きなので、ついそういったものに目が行く。