最近の公立小学校は、日本全国でこんな感じなのでしょうか?
 自分の通っていた小学校が、アメリカ、兵庫県宝塚、と来て、子育てを始めた時には、札幌、今の田舎の県の田舎の街ときたものだから、それぞれの地域性なのか、時代のものなのか、私にはよくわからない。
 兵庫県宝塚市の公立小学校では、毎年音楽会があって、歌と演奏がありました。すごく熱を入れていたわけじゃないけど、親に見てもらえる場なので、その日を楽しみに練習していた覚えはあります。体育館で発表しながら、平日なので、父親は仕事で来れなくて、母親の顔を見つけるのに目をキョロキョロさせ、目が合うと、母の笑顔が嬉しかったこと。
 今の場所では、小学校の名前に「フェスティバル」をつけて、お祭り感を出す。各学年、歌と演奏を披露し、その後、保護者の役員が中心になって、ゲームやら食べ物を売る屋台を出し、バザーがある。
 幼稚園の時から、運動会や、そういった学芸会のような行事がある度、息子は当日グズるものの、練習は大好きなようだった。ウチの中でも練習を何度も何度も見せてくれて、「もう覚えたんだよ!」と得意げで、本番当日直前になると「もう練習できなくなるから寂しい」とよく言っていた。小学校に入ると、さすがにそこまで本格的に色々振付をしたりしないし、幼稚園の時より、学校側が熱心ではない。当然、勉強があるし、他にやらなければならないことがたくさんあるからだ。1年生のそのフェスティバル時、「大きなかぶ」を歌いながら披露することだけでは物足りなかったようだ。何度も何度も「大きなかぶはぁ〜♪ ぬけません」の「はぁ〜♪」のところで、大あくびをしていた。あまりに毎回あくびをするので、退屈とかそういう意味ではなかったようだけど、可笑しくて、ビデオを持つ手が震えた。
 2年生の時は、おみこしをかついで入場、うちわで後ろからあおぎ、楽しく踊りながらの歌の披露だった。
 そして3年生の秋のこと。これももう半年以上も前の話になりますが。演奏が、木琴や、大太鼓小太鼓などがあるという。ドラムを習っている息子は、大太鼓がしたいと言っていた。「でも、それには、鍵盤ハーモニカやリコーダーのテストに受からないといけないんだって。」と言う。どうやら、鍵盤ハーモニカやリコーダーが苦手だと、そういう別の楽器に逃げてしまう子がいるらしいので、きちんと基礎の鍵盤ハーモニカとリコーダーも演奏できてこその、他の楽器らしい。息子も「僕、リコーダーがあまり得意じゃないみたい。」と言っていたので、あきらめたのかなと思っていた。「リコーダーはね、お母さん得意だったけど、家に持って帰って何度も何度も練習していたんだよ。」と話したが「持って帰るのは恥ずかしい。」とまた私には訳のわからないことを言うので、じゃあそんなの知らんがな〜ってな感じだった。