あっ。一つ、予想外だったのは、意外とトランクが狭かったということです。デミオがちっちゃいから、少し大きめのをと思ったけど、トランクルームは「ああ、ありがたいな」というほどには大きくなかった。まあしょうがない。
 でも、後ろに座っていると、運転席がとても遠く感じます。別にシートだって、すごく広いわけじゃないんだけど、それまでコンパクトなデミオに乗っていたので、今は「ダンナと息子が遠いよ〜。何喋ってるの〜?よく聞こえないよ〜。」って感じ。車のエンジン音を長く聞いていると、すぐ眠くなっちゃう私は、プリウスの後部座席は、エンジン音はそれほどしないせいか、前ほどはすぐ寝なくなった。いや、寝てるけど。エンジン音は、関係ないのか?いや、あるのか?でも、とにかく、その座席のゆったりとした感じに、寝るのにはとても心地の良い空間となっています。で、以前よりほんの少し寝なくなりました。
 心配なのは、車幅とか車の長さ。いつか、どこかぶつけちゃいそうだ。小回りのきくデミオに乗っていたので、クルクルと狭い駐車場で動けないだろうし、心配で、駐車がすごく慎重になる。幅だって、車線を超えるほど幅広なはずがない。そんな車見たことないし。トラックだって普通に走っているのに、デミオが可愛いサイズだったために、並走している車とぶつかりそうだと、やたらに怖がってしまう。
 そして、やっぱり何よりも、ガソリン。今までの半分位で、ガソリン代が済みそうだ。ガソリン入れたら、思いの外、たくさん入るので、えっ、一回のガソリン代、結構かかっちゃうのね。と、思ったけど、やっぱり月々のガソリン代として換算すると、半分で済む。15万キロ以上走ってきた私たち家族にとって、何てありがたい……。エコモードなるボタンもあります。走り出しがゆっくりで、ちょっとイライラするけど、これで燃費が良くなるならと、信号も多く、交通量の多い交差点が重なる時には、特に重宝します。さらに、これに慣れて、パワーモードのボタンを押すと、すごい勢いで車が発進するので、ギャー何なのこのスピード感!怖い!!と、慌ててそのボタンを解除。デミオに乗っていた時はこのくらいだっけ?何かもう既に忘れてきているぞ。
 一生懸命操作を覚えていると、今まで教習所で習ったことは何だったんだ、とか思います。「運転動作の最初は、キーを差し込み、2段階カチカチっと回してエンジンをかけます。」はどうなるの。ボタンひとつで発進してしまうなんてさ。それに、ギアチェンジのレバー、全然違うじゃないか。まあプリウスが来て、最初に説明を受けている時から「教習所で習ったことは何だったのか」っていう気持ちにはなったけどね。エンジンを切るというか、電源ボタンを切るというか、とにかく車を降りる直前に、右手でついついハンドルの右下のカギがないのに探ってしまう、というクセがなかなか抜けません。
 そして、これに慣れた頃には、以前の車の動作が面倒に思えているんだろうな。もうだって、既に愛しさは湧いてきているからね。これも愛車になるんだろう。とりあえず、10年位はお世話になるつもりでいるから、よろしくね!!