国語の宿題で、息子は、時々、漢字のプリントを持って帰ってくる。
 そのプリントには、新しい一つの漢字が大きく書いてあり、二行あるマス目には、何度かその漢字を練習するようになっていて、さらに二行には、その漢字を使って、思いついた単語を書くようになっている。そして最後の長めの二行には、その漢字を使った、簡単な例文を書くようになっている。
 例文と言っても、主語や述語をしっかり書くというようなものでなくても良いらしく、本当に短い文なのだ。この、息子が考えた例文が笑えるんです。一つ思いつくと、それをシリーズ化して、その言い回しを使いまわすんですよね。幾つか紹介させて下さい。一つ一つ、ツッコミどころが満載です。

<うさぎを「わ」と数えるのを知ったことに喜びを覚えたか……シリーズ>
・「一」の漢字で例文 うさぎを一わだっこします。
・「四」の漢字で 四わうさぎをだっこします。
・「七」の漢字で 七わのうさぎをみます。

<この「うさぎをみます」から、「みます」シリーズ>
・「山」の漢字で 山がとおくに見えます。
・「上」の漢字で いすの上を見ます。
・「右」の漢字で 右とひだりを見ます。
・「左」の漢字で 右と左を見てもう一ど右を見て左にいきました。
・「林」の漢字で まつ林を見ます
・「犬」の漢字で 犬をいっぱいみます。
・「空」の漢字で 空をいっぱいみます。
・「青」の漢字で 青い花をたくさん見つけました。

<この「犬」や「空」を「いっぱい」や、「青」い花を「たくさん」から、「いっぱい」「たくさん」シリーズ>
・「小」の漢字で 小さなさかなをいっぱいつりました。
・「字」の漢字で 字をいっぱいかきます。
・「中」の漢字で 林の中できのこをいっぱい見つけたよ。
・「花」の漢字で 花だんにいっぱい花をいれます。
・「金」の漢字で お金をいっぱいちょ金しながらためました。

<「色々な」シリーズ>
・「正」の漢字で いろんなもんだいで正かいします。
・「出」の漢字で いろんなものを出します。
・「火」の漢字で 火ざんがいろいろなとこでおこります。
・「力」の漢字で 力もちな人がいろいろなものをもち上げます。
・「村」の漢字で いろいろな村の村まつりを見てみました。
・「音」の漢字で みんなでいろいろな音を出しました。
〜〜つづく〜〜