『アメトーーク』は、すっかり有名になってしまい、いつどのタイミングでどんなことを書こうかと迷っていたが、割合長く観ている方だと思う。面白いと思ったきっかけは「メガネ芸人」だった。今のようなスタイルになったのは、「メガネ芸人」の時がきっかけだったらしい。
 その後、「○△芸人」を色々集めて、そのテーマで話を展開することがほとんどだ。司会は、雨上がり決死隊の宮迫と蛍原。二人の司会進行ぶりはもちろん、呼ばれた芸人たちも、自分たちのネタだけでなく、その場の流れをくみつつ、いかに話を面白く盛り上げられるか、周りの話を引き立てたり自分の話を面白おかしく話したり、と、力量が問われる。
 「家電製品芸人」といって、家電製品にすごく詳しく、いかにこだわり、その物が素晴らしいかを話した時、「ガンダム芸人」といって、アニメのガンダムにハマっていた人たちがガンダムの面白さについて話した時、「花の47年組」といって、昭和47年に生まれた芸人たちが、自分たちの幼少期から最近までの時代背景についてなど話した時、「越中詩郎芸人」といって、プロレスラー越中詩郎の魅力を語った時、などが、主に面白く印象的だった。
 越中詩郎の話で盛り上がった後は、夫など「〜だって!」というケンドーコバヤシの言い方が耳についてしまい、自動販売機で「抹茶ラッテ」という文字を見ただけで「抹茶らって!!」と頭に響いてしまったらしく、自動販売機の前で「抹茶ラッテ」を見ただけで、夫婦して大笑いするようになってしまった。「抹茶ラテ」と書いてくれていたら、こんなに笑わないで済むのにさ〜。
 他に、無意識のうちに、天然ボケぶりを発揮する出川哲郎や上島竜平などをそれぞれに呼び、いつもの飲み仲間の芸人たちが、いかに当人たちが魅力的か、ほとんどが笑い話なのだが、様々なエピソードを話してくれる回もある。
 そして、私が個人的に一番気に入っている回は、おそらくそのオンエアを観た多くの人が共感してくれるだろうが、「中学の頃イケてない芸人」。ダントツの爆笑モノでした。ダンナと文字通り、ひっくり返って笑いました。
 皆、深刻にイジめられはしないのだが、中学の頃の自分が、かなり地味な存在として、いかに笑えるエピソードがあるかを話していた。