今年始め、久しぶりに、メニエールに見舞われました。いや〜ビックリしましたよ〜。
 子供が40度ほどの熱を出し、数日遅れで私にうつり、起き上がれない日が何日か。それでも「遊んで」と来る息子の相手を、寝転びながら何とかこなして過ごした。
 やれやれ、治った治った。
 と思った何日か後。
 起きてからしばらく、何だか変だ。フラつく。寝不足かな?疲れているのかな。そのうち、朝食を済ませて皿を洗いながら、いやいやわかったぞ、これはメニエールだ、と気づいた。まだひどくはなっていないが、まっすぐ立っているのが辛くなってきたぞ。端から見ると、多分、動作が緩慢で雑に見えるであろう、という状態で(立って頭をまっすぐ縦に静止していることが大変なものですから)、ガチャガチャいつも以上に音を立てながら何とか皿洗いを済ませて横になった。この時にはもうグルグル回り始めていた。
 「また来た!」……忘れていた頃に、ヤツはやってくる。
 これって、発作よね。起こってしまった後でも、思い当たるフシが……よくわからないんだわねぇ。ストレスなのか、風邪などで疲労がたまっていたのか、はたまたよく言われているように気候の変化か。でもそうはならないこともあるから、日常生活でちょっと忘れることもあるんですね。そのくせ発作的になるから、気になり始めると、いつなるかと怖くて仕方がない。外出中になったらどうしようとか。夫の出張中が一番困ります。一度だけなってしまったことがあります。子供がね、可哀相なんですよ。グルグルして、ご飯も作れない私は、もちろん遊び相手すら辛いわけです。子供は、母親が横になってると不安ですよね。大丈夫かなって、何でもないフリをしながらすごーく心配してるわけです。しかも遊んですらくれないんですよ。いやあ、子供は心配でしょうなあ。
 その時はひどくて、回復に丸二日。床ずれができそうでした。私の場合、右を下にしていると、ほんの少しグルグルが軽減される。ので、丸二日、夜も昼間も右を下にして横になって寝ていると、右の腰骨辺りが、あざを触るような痛さになってしまった。ひーん。
 さらに今回は、縦グルグルもあって、恐怖でした。いつも、グルグルバットをした後のようになる。グルグルバット、したことのない人は是非挑戦してみて!メニエールの辛さが少しはわかっていただけると思います。電車に乗っている時の目玉みたいに、クイックイッと動く目を見て、耳鼻科の先生が「あー動いてる動いてる!」と、笑って言ってくれたことがある(笑)。そして無理矢理動くと、酔って気持ちが悪〜くなっちゃって、仰向けにもなれないし、座れない。これがいつ起こるかわからないんですよ。怖いなあ。
 で、これが横にクイックイッ……だけじゃなくて、縦に揺れました。今回の、本当に怖かったです。ひえ〜縦にも揺れるのお?って。
 一生つきあっていかなくちゃいけないであろうこの症状、ホントに、予防できる手立てがあるならしたいものですね。
 でもこのお陰で、「あなたの体は丈夫じゃないんだから休め」という信号だと思って、無理をしすぎずに済んでいるのかもしれませんね。