親を見てて、いつの間にか自分のここが親に似てた、なんてこと、たくさんあるでしょう?子供を見てても、びっくりしますよね。
 息子は、私と二人きりでいると「ママに似てるのね。」と言われるが、実際にそう言葉に出した人も、夫を見て「あっパパ似だったのね。」と言い直され笑われるほど、夫にソックリだ。私は個人的に、子供は夫に似てほしいと思っていた。夫もきっと父親としての自覚が強くなるし、ま、無責任なようで悪いが、見ている私が楽しいんだな。
 よく観ると、眉毛の濃さや目の表情(目の辺りが暑苦しくてごめんよ〜息子!)、鼻(低くてごめんよ〜)、おでこの出具合(「おでぼちん」と言われるぞ、ごめんよ〜)、肌の色(シミやそばかすや産毛が目立って大変なんだよ〜ごめんよ〜)など私に似ているところもあるらしい。(あっでも両親からもらったこの顔、ありがたくいただいてそれなりに楽しんでおります。父さん母さんありがとう 笑)しかし、頭、あご、眉の形、ほっぺた、顔の輪郭などの外回りが夫にソックリなものだから、パッと見、夫に似ているとしか思えないのだ。細かいことを言えば、まつ毛、足の裏のほくろ、首から背中にかけてのラインも驚きの相似形。
 さらに、肩幅広いことに関してのエピソードは色々ある。身長に合わせた服は、肩幅が小さく、頭が通りにくいんで、10センチどころか20センチ上のサイズを着なければならない。ずっとさかのぼると、出産時、助産師さんに「あぁ〜肩がひっかかってる!」と言われた。……息子よ、その肩からがまた苦しかったぞ!
 で、生まれて間もなく、息子の広い背中と広い広い肩幅を見て「この体型、後天的に出来上がったものじゃないのか……。生まれつきなんだ。」としみじみ感心。
 内面的なことは色々あげるときりがないので、ここで書くのはやめる。夫や私に似ている所もあり、あとは私の両親、祖父母、兄かな?夫の弟かな?など時と場合に応じて色々。
 他にもたくさんある。骨格が似ていると、筋肉のつき方も似るからか動作も似てくるそうだ。首を傾けた時の角度とかね。目の伏せ方とか、寝ている時に胸に手を当てる所とか。でもさあ、この前びっくりしたのよ。「う〜んと。これはねぇ。」と真剣に考えている時のこと。人によって、あごやほっぺた、髪を触ったり、何もしなかったり、色々だろう。
 息子のそれは……。
 親指と、それ以外の全部の指とで平仮名の「つ」を作ってみて下さい。片手で半円作ってる感じ。それを唇を囲うようにくっつけます。脇はしめています。それを初めて見た時、「……。待てよ。何かこれ、どこかで見たことあるぞ。……あっ夫か!わっ、夫だ!なんだこりゃソックリだ!」って内心相当びっくりしましたよ。夫がそうやって物事を考える時「面白い格好だなあ。」と何となく思っていた。それがね、息子も同じようにして考えているのだ。
 こんなDNAってあるんですねぇ。いやあオドロキでした。