4歳の息子の面白言葉はまだまだ続いている。
 私もお気に入りのものがあったりして(ダメか)、全然直さない。でも聞くとついつい笑っちゃうんだよねぇ。
 例えば、まみだ(涙)、くすぶったい(くすぐったい)、いきどまわり(行き止まり)、たかぐるま(肩車)、おたかづけ(お片づけ)、見てててね(見ててね)、キシキシする(ナイフで切る擬音)、などもいまだに使っている。「タンバリン」も、ちょっと油断するとすぐ「ハンバリン」になってしまうし「ラディッシュ」は「ワディッシュ」になってしまう。「オリジナル」という言葉も覚えたが、これが「オジリナル」になってしまう。「オジになる」みたいで、これが何度聞いても笑える。こちらまでつい真似したくなる「とお・うぃ〜(遠い)」も相変わらずだ。「‘とお・うぃ〜’って言うの難しいよねぇ。」なんて言っている。夫が「‘とおい’って言うと簡単なのにね。」と試しに言ってみたが「そうだよねぇ〜。」なんてしみじみしちゃってるのだ。オイオイ、だったら‘とおい’で良いじゃないか。
 他に、この前笑ったのが、入浴剤のことを言っていた時だ。そもそも入浴剤もうまく言えず「ぬーよくざい」と言うのだが、その中の「ラベンダー」の香りというのを「ワンダー」と呼んでいた。「今日はこの‘ワンダー’入れたいな〜。」って。ワンダー……?!あぁ、ラベンダーね。って、字を一通り読める彼が、中途半端に流し読みするからそういうことになるんだろうけど、どこで「ワンダー」なんて言葉覚えたんだか。でも、ワンダーって何だか良いねぇ〜。お風呂も楽しくなっちゃいそうだ。
 他に言葉遊びというか、彼が言葉を覚えていく段階というのは面白い。色々少しずつ覚えているが、同じ意味の文でも、違った言い方をすることがあって、「○△(誰か)が、〜〜(何か)をする」という文を、「〜〜する○△」という風な言い方で表現できる、と覚えた半年程前のこと。
 夫の実家で何日かを過ごし、自宅に帰るという日の朝、私が着替えていると、テーブルでパソコン(音楽を聴いていた)をしていた息子が、おもむろに立って気をつけをし、こっちを向き、「ママ見て。今日のミツ」と言うので「ほほう。」と笑っていたら、また座って数分曲を聴き、再びおもむろに立って「ママ。今日(ウチに)帰るミツ」とこちらを向き、にんまりした。
 色々な単語や言い回しを覚えていく過程というのは、面白いですね。直していった方が良いのかなって時もあるけどね、まあちょっとずつ訂正しつつ、あまり気にしないでお喋りしてほしいもんですな。