最近の我が子は、本当に何でもかんでも質問してくる。一生懸命ウンウン考えて、答えてやっても、聞いているのかいないのか、次の質問に移る。
 例えば1歳半頃までは、子供はいたずらすることが盛んな時期だという。それからやたらに甘えてくる時期がきたと思ったら、かんしゃくの時期がやってきて、2歳には反抗期。何でもかんでも「いや」「ダメ」で自分の考えがあることをわかってもらおうとする。なかなか順調にすべてを経ている息子だ。3歳になると落ち着くというが、「何で?」の時期が始まって、この応対も結構大変。
 4歳の息子は、さらなる反抗期を迎え、さらに「何で」も続いている。その内容は変わっているのだが、最近の「何で?」は、それはそれでとても面倒臭い。「何で?」だけでなく「〜って何?」も頻繁すぎる。
 わからなくてもユーモアやファンタジーで(?!)返すこともあるが、そんな余裕なく面倒臭くなったり、あまりに追求されてわからなくなったりすれば「何でだろうねぇ?」で逃げることもある。しかしそれも3歳代頃の話だった。
 最近はそうはいかない。代表的な例を挙げていこう。
 子供の言っていることに返事をしていると、「何で‘ふーん’て言ったの?」とくる。そりゃ相槌やがな。「何で‘そう’って言ったの?」……それも相槌やがな。何でそんなことに「何で」って聞くのよう!
 当たり前に存在するものに関しても、すぐ「何でこんなのがあるの?」と聞いてくる。誰かが作ったんじゃなあい?と言うと「誰が作ったの?」とくる。
 「〜って何?」という質問に関して言えば、色々大人の真似をしたがって、今まで使ってきた言葉を、今更聞いてくる。散々使いこなしておいて、今頃?!という気分だ。「‘やっぱり’って何?」「‘面白い’ってどんなの?」とか。
 半年程前から、機嫌が良い時に「まーにーへーい まーにーへーい まーにーへーい まーにーへーい つられて〜くぶりる〜 すっぺっしゃるっかー」という訳のわからない言葉を並べて歌うのだが、つい先日「母さん、‘くぶりる’って何?」と聞いてきた。そりゃアナタの作った言葉でしょうに!お母さんは知らないよ〜。
 そういえば、以前、夫がオナラした時、「何でそんな音なの?」と聞くので、夫が「ミツ君のオナラはどんな音?」と聞き返すと「‘ぴーん’て言うの。」……って。そんな音じゃないでしょうに。
 ツッコミどころ満載な息子との会話だ。