体が丈夫ではない私が、結婚する前に、初めて血液検査をしてもらった。
 すると、白血球が少ない。血液に関しては、よくわからないのだが、あらゆる医者に診てもらっても、白血球だけが少なくてもあまり問題はないとのこと。2000切ったこともないし大丈夫だそうだ。ただ、いつも2000〜2500という低い数値をうろうろしている。ちなみに正常値は、4000〜8000だ。私の場合、風邪をひいてようやく正常値に達する。風邪をひいても、白血球が上がらないのは問題だそうなので、普段、正常値の人はもっと上がるわけですよね。羨ましい。他の人は、もう少しラクなのかなあと想像してみたりして。
 先生によっては「病気にかかりやすく、治りにくいから、それだけ気をつけてね。」とおっしゃる。
 しかし、夫の知り合いの彼女で、白血球が少ないために、亡くなったという話を聞かされたことがあり、夫は心配してくれている。肺炎にかかった彼女は、そこに闘う白血球が集まり過ぎて、他の所の抵抗力を失い、亡くなってしまったのだ。まだ若かったのに。その恐ろしい話を聞いて、軽く考えるもんじゃないなとも思う。
 血圧も低い。これは父に似てしまったそうだが、笑っちゃうくらい低い。兄も低い。
 ところが、唯一、誇れることがある。私は貧血になったことがなーい!!
 どうだすごいだろう〜!妊娠中も、貧血になったことがない。朝礼で倒れたこともない。って、多数派かもしれないけどさ〜。時々貧血だという知り合いの話を聞くと、あっ私の健康で誇れるところもあるんだわ、とちょっとだけ安心する。
 
 結婚前にさらに、一つわかった問題点がある。
 ストレスがたまってくると、メニエール病というめまいの病気を起こしてしまうのだ。
 メニエール病とは、めまいの一種で、こうすると絶対に治るということはない。つまり、一度かかると、じっくりつきあっていくしかない持病なのだ。
 症状は、人によって、耳鳴りがずっとしていたり、フワフワしていたり、難聴気味になったりするらしい。私の場合は、ぐるぐるバットした後みたい。座ろうとしても、世界が回っていて倒れてしまう。立ち上がるのはおろか、座ることさえできないのだ。目をつぶっていても、暗闇の中でぐるぐるぐるぐる回っている。かなり気分が悪い。
 初めて症状が起きた時は、驚いて、無理矢理歩こうとし、うまく歩けなくて這ってトイレに行った。無事、トイレにたどりついたものの、まず吐いた。あまりにぐるぐるして酔っちゃった。
 母方の祖父と、母がめまい持ちだと知り、これは一生付き合っていくものだということも知った。
 なんせ、睡眠不足とストレスに弱い体なのだ。自分でうんざりしてしまう。