我が息子、赤ちゃん言葉はあまり使わないが、まだまだ可笑しな言葉はたくさんある。
・2歳代から、いまだ「行き止まり」を「いきどまわり」だと思っている。
・これは3歳の頃から変わらず、お腹の辺りを「胃がが」という単語だと思っている。
 例)食べ過ぎて、胃ががいっぱいになった気がするわ。
   熱い物を食べると、口の中から胃ががに入っていくのがわかるよね。
・かなりの確信を持って「見てててね」と呼びかけてくる。
・遠いという言葉も微妙に発音が可笑しい。「とお・うぃ〜」だと思っているようだ。
・くすぐったいのを「くすぶったい」というのは、こちらも慣れすぎて、ついつい使ってしまうようになった。
・幼い子供のお馴染み、逆さ言葉もある。「肩車」が「たかぐるま」だったり、「お片づけ」を「おたかづけ」だったり。しかし何より驚いたのは「大変そう」を「たいそうへん」とハッキリ言っていたことだ。最初、何のことだか意味がわからず考え込んでしまった。
・♪これ誰の落し物〜 という幼稚園で教わった歌も「これ誰の‘わたし’もの〜」と。
 奥田民生の歌詞も、相変わらず可笑しい。
・車はあくまでも、快適に暮らす道具〜  ……が、息子の場合
 「車はあくまでも、快適に暮らすゴーゴー!」
・こんなにも愛しているよ and I love car  ……は、
 「こんなにも飽きているよ あららんら」
・雨なのに、何かこう過ごしやすいのは何故  ……これはかなり巧みに変えられている。
 「雨なのに、サンタ帽子をしやすいのは何故」
・この歌声が〜  ……なんていう単純なところも
 「ころんだ声が〜」
・僕はダイナマイト  ……は
 「僕はだいぶ迷子!」
 などと、随分幼児に密着した生活感あふれる歌詞に変えられている。
・しつこい野郎だ〜!  ……という乱暴な歌詞なども
 「しつこいだろうな〜」
 と、ほのぼのした感じになる。

 そう言えば、笑えるばかりでなく、最近、微笑ましい言葉もあった。
・電気をパッと点けたら「まぶしいと、おでこが痛い気がするね。」
・朝、私の布団にもぐりこんできて「お布団て気持ち良いね〜。はだかっぽだと、お風呂が気持ち良い。服を着てるとお布団が気持ち良い。」

 まだまだ純粋な心と考え方で、面白い言葉をたくさん言ってくれるんだろうな。幼い今の間を、存分に楽しもうっと。