先日の息子。
 風呂入る前に、グズグズ言って怒ったり泣いたり、それに対して私も怒ったり。やっとのことでお風呂入った。
 風呂の中は、お父さんとゆっくりお喋りしたり、大声で歌を歌ったりする最高の時間、空間だ。安心し過ぎて、甘える気持ちが爆発し、グズることもあるが、大抵はご機嫌だ。
 お風呂から上がった彼は、夫に促されたわけでもなく、自主的に「お風呂入る前は泣いてごめんね。」と言ってきた。
 最近の彼にとって、泣くことは、相手を困らせることだとわかってきたらしい。最初は幼稚園の先生に言われたから、何だかわからないけど謝るようにしている、というような感じがあったが、最近は心から謝っているのがわかる。
 ま、泣くことじゃなく、何を反省しているのか、きちんとわかっていないと、謝っていることにはならないけどね。と私はいつも「そんなことで謝ってほしいんじゃない」と思っている。本当に腹が立った時はそう言ってるしね。幼くても、「何だかわからないけど、とりあえず謝っておく」という考えを、心の狭い私は許すことができないでいる。
 しかし、この時は、もうどうでも良くなってしまっていた。
 アラ、良いのよと体を拭いてやっていると
 「でも何でミツは泣いてたんだっけ?」
 と聞いて来た。
 忘れたんならもう良いんじゃないの?と笑っちゃったけど、いかにも息子らしい、息子の性格を象徴するような台詞デシタ。