ロックが好きと言っても、私の好みは、おそらく世間一般で思われている‘ロック!!’というのと少し違うだろう。
 本当にロックが好きな人たちは、言いたいことがわかってくれると思うけど、「普通」だ。ね、ね、ちゃんとたくさんいるよね。普通の生活を送って、普通のファッションで、普通の生き方をしているロッカーね。ちゃんと自分を守ろうとしているロッカーね。
 ロックやってる人の中には、生活やファッション、喋り方、生き方など、その人そのものが「ロックじゃないとダメ」「格好良くないとダメ」って頑張っている人が結構いる。それはそれで、その人の思うロックなんだから構わない。そういう人は、年取ってもそれを貫いていたりするし、途中で路線変更することもあるみたいだけど、それもそれで構わない。
 私の好みについて書くと、何も人生までロックにすることないやん。というところだ。そんなのロックじゃない!!って思っている人もいるかもしれないけどさ〜。まあ、そんなのそれぞれの好みだからさ〜。単に私は違う。音楽のサウンドとしてのロックが好きなのであって、何もその人自身にそういうことは求めていないです。
 だって、音楽って自由だよね。
 こじつけるならば、その人の思う生き方をしっかり貫いていたら、それはそれでロックなんじゃないのかしらん。
 何と言うのか、頑張って格好つけてるんじゃなく、ちゃんと頭の中で色々考えて、‘自分は自分’て確固したものがあるって人が良い。そしてそれを自然に実行できている人。自分の頭で考えるって当たり前のようで、結構皆さんできないですよ。周りの目を意識しすぎたり、他人と比べたり、やたらに競争意識があったり。それは野望とは別物だと思うしねぇ。ちゃんと地に足がついている人は、こういうのがロックだっていう固定観念がなくて、自分の生き方で人生歩んでいるわけでしょう?
 だから、普段は意識過剰にならず自然にお喋りして、自然に照れて、自然に生活守っている人が好きです。だけど、その人の作り出す音楽はロック。……っていうのが良いなあ。