漫画についても、本のことと併せて少しずつ書いていきたい。
でも漫画も、そんなに詳しくない。かなりのメジャーどころもあまり読んでいない。本と一緒でこれも好みがあり偏っています。
 幼い頃はアメリカのアニメを観て、帰国してからは『ドラえもん』を観た。そのうち『銀河鉄道999』を観て少々ハマった。小学二年の私が、メーテルを描きたくて一生懸命練習した覚えがある。
 当時、5時頃だったかちょっとよく覚えていないが、民放でアニメが30分流れての、NHKの人形劇『プリンプリン物語』への流れがあった。アニメは、『リボンの騎士』『さるとびサスケ』『ロッキーチャック』『ハクション大魔王』『アルプスの少女ハイジ』などが好きで、夜7時台は、『ふしぎな島のフローネ』『ニルスの不思議な旅』『太陽の子エステバン』など、テレビ局や放送された順番はバラバラだが、印象に残っている。『サザエさん』も観ていた。
 手に取って読んだのは『小学三年生』という雑誌、そこから『あさりちゃん』を知り、数冊買ってもらった気がする。兄が、ちばてつやの漫画で確か『ハリスの旋風』を持っていて、いらなくなったら譲ってもらい、何度も読み返した。『ドクタースランプ・アラレちゃん』も、その頃だったかな。兄が数冊持っていて、時々読ませてもらっていた。小学生新聞の中や裏側にある漫画も結構好きで読んだ。そこでもちばてつやの漫画が載っていた。調べると『あかねちゃん』のようだ。ちばてつやの描く野生児のような雰囲気の子たちや、全体的に黒っぽいマスのイメージの雰囲気が好きだった。
 ある時、祖母が「小学四年生の女の子が読むような漫画の雑誌ってどんなのがあるんですか」と本屋で聞いたら、雑誌『りぼん』を差し出され、それをそのまま買ってきてくれた。最初は「これじゃなくて、『小学四年生』ってヤツだよ」と内心ガッカリしたが、『りぼん』は、小学生少女の心を間違いなく射止めていた。それから少女漫画にちょっと夢中になってしまった。でも、何冊か読んでみたらすぐ飽きちゃったかな。昔からあまりそういう美しい恋愛とか純愛モノとかイケメン風男子に興味がなかったみたいで。
 でも、なんのきっかけだったか『キャンディキャンディ』は、全部読みました。親戚のおかげで『生徒諸君』も全部読んだ。
 小学生の時、仲が良かった友達は、漫画を描くのが上手で、私もその子の描き方を真似したり、彼女が描いた絵をもらってしばらく大事に取って眺めたりしていた。彼女は間もなく転校してしまった。
 中学や高校になると、漫画好きの友達が結構いたので、よく貸し借りをした。
 最初に親しくなった友達は、無類の漫画好きで、大きな本棚一つまるごと漫画ばかりだった。彼女は、外科医の娘で秀才だったが、漫画にもとても詳しかった。でも彼女は恋愛よりの漫画も好んでいたので、そこは共有できなかった。ただ『みゆき』や『めぞん一刻』は、彼女のおかげで知った。『みゆき』では、H2Oの「想い出がいっぱい」を知り、聴き倒した。『めぞん一刻』では主人公の男の子が気に入り、トレーシングペーパーに彼の表情をよく写した。