ああ、とうとうこのことについて書く時がやってきてしまった。
 カテゴリーを設けるには、まだ語れることが豊富にないので、とりあえず「その他」のカテゴリーに入れることにします。(この数か月後、「野鳥のこと」というカテゴリーを設けました。)
 ダンナはきっと、これを読んで、ほくそ笑むであろう、ということがちょっぴり悔しい。
 「野鳥」についてです。
 ダンナは、自分では「ドン(私の呼び名)の方が鳥好きだ!」と、自分より奥さんである私の方が好きであることを強調している。私は言葉でも反論するが、心の中でも「絶対違う」と信じている。ダンナは、自分の周りの人を野鳥好きにしたくて、そのように言っていると思う。だから、私を「野鳥好き」と、言い聞かせて、その仲間に入れようと思っているに違いない。その作戦に乗るものか。というほどの理由もなく、ほどなく私も野鳥好きになるわけだ。野鳥は可愛い。特に雀サイズのは。でも。でもである。
 ダンナは鳥が好きだ。私より!!!
 すっきりした。ふふふ。
 まだ結婚したかしていないかの頃。まだダンナが鳥好きだなんて知らなかった頃。
 二人で、どこぞのちょっとした公園に出かけた時。そこの沼のような池のような所で、カモのような鳥がたくさんいた。ダンナはそこで何分も立ち尽くしていた。何にも周りになく、ただカモと向かい合い、何分もたたずむダンナを見て「この人、鳥が好きなの???何してるの?」と私はその時間を、ちょっと持て余した。
 その後、札幌に住んでいた時、クリスマスプレゼントの一つとして、私は望んでもいないのに、勝手にペンギンのぬいぐるみをくれた。「ペンギンが好き」も、その頃知った。
 他に、ダンナが小学生の頃、インコだったか小鳥を飼っていたことがあると言う。
 ぬいぐるみをコレクションしていた時も、犬が可愛いと言う二人の意見プラス、ダンナは鳥をちょっとずつ増やしていっていた。今思えば、鳥が可愛かったからなんだな。
 ある日は、「カモの絵を描いて」と要求してきたので、記憶の範囲内で、カモを描くと、やたらに感心して(別に私、絵が上手とかじゃないです)、その絵をしばらく取っていた。
 でもそれらのエピソードが「鳥好き」としてつながることはなかった。
 今住んでいる所の近くの山をドライブしていた時に、珍しいきれいな色をした鳥が飛んでいるのを指摘した時に、鳥について色々言ってきたので、詳しいなとは思っていたが。ちなみにその時の鳥は、おそらくキビタキと思われる。
 さらに時は過ぎ、『とりぱん』という漫画と出会った。
 岩手県に住む作者が、自分の身の回りの鳥をネタに、エッセイ漫画を描いているのだが、そのコミカルさが可愛くて、家族三人、夢中になった。