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　さて、話は戻って。
　ギターの良さについて、出会ったばかりの夫にそれとなく教えてもらい、さらに奥田民生を知ったのもその頃。彼の以前のバンド、ユニコーンは高校生の頃に知っていたけど、おかしな音を作る人たちだなあ〜と、‘音’に関して強い印象はあったものの、聞き流していた。それが夫に「奥田民生」を勧められてハマった。まだハマっている。
　その後、RED HOT CHILI PEPPERSやSmashing Pumpkinsを聴いてはカッコ良いな〜と感じ入った。かなり重いですよねぇ。ブルーズも良い。ソウルも良い。そうだ、JBも良いなあ。色々あった人だったけど。彼の音楽を聴きながら、New Yorkの街を歩くのがとても良かった。
　そりゃあ色々挙げるとキリがありませんわね。QUEENだって相当変で面白いし、ジミーヘンドリクス初めて聴いた時も「うわすごい！！」とびっくりした。メタリカ好きになったこともあるし、Jamiroquaiカッコ良い〜って思ったり。
　幼い頃から聞かされたBEATLESだって、兄が一時マニアのようになってしまったから、大人になってからも何度も聴いた。
　こうなると何でもアリ？！
　
　でも私は、そんなに詳しくありません。良いなと思っても、アルバム一枚聴いただけでもう良いやって思うこともある。「それで好きって言えるの？」って聴かれても、えーえー好きなんです。と言いますよ。そのアルバムがめちゃくちゃ好きだったり、すごくお気に入りの曲があったりさえすれば。私にとっての「好き」ってその程度ですわ。
　だって夫の知っているミュージシャンや曲の数って、私と比較にならない。男の人って凝り性だからかなあ。男の人って皆そんなもんかしらんって勝手に思っているけど。
　それとも私が全然わかってないだけか……。
　音楽に関して、私はそんなに自分から積極的に知らない分野を切り開くタイプでもないし、あれこれ聴こうともしてみない。すごく保守的。夫に勧められたら聴くってくらいです。クラシックもやっぱり嫌いじゃないし。これもね、自分から聴かないけど。でも耳に入るとやっぱり好きなんだよ。