私がするコンピューターゲームは、ほぼnintendo switch。ちょっと前ならwii U、時にはパソコンでできる無料ゲームであった。そういったゲームについては、夫と子供にしか見せていない部分で、他の人にほとんど見せていない。私の中では、ちょっと恥ずかしい部分なのだ。色々な趣味を横に置いて、一生懸命ゲームしてしまうこともあるし、始めると他のことが聞えなくなるくらい集中するので、きまりが悪いのだ。基本的には、やるべきことをやってからします。やるべきことを後回しにしてやったことが何度かあるが、そうするとものすごく家事、雑事がたまってしまってその日の後半が激務になり、自分の首を絞めることになるので、やっぱりちゃんと家事をしてからと決めている。
 初めてコンピューターゲームを見たのは、確か6〜7歳の頃、親の知り合い宅で。やらせてもらったかどうかは覚えていないが「すごく面白かった」という感想は記憶にある。そんな若干6〜7歳の幼い私が「これは買ってもらわない方が良い」と感じたことも覚えている。何故ならハマってしまう!(当時はそんな言葉、知らないけど)ゲームはきっと私を廃人にする!(そんな言葉も知らないけど)と思っていた。私の場合、大人になって「どうしてもやらなければいけないことをする」ということが身に着いてからで良かったと思う。
 物心ついてからコンピューターゲームというものを意識したのは、小学校3〜4年生の頃。インベーダーゲームというものだった。従妹家族に連れて行ってもらったホテルのロビーに何台か備わっており、私も少し遊ばせてもらったが、その頃に「見ているのとやってみるのとでは随分違うものだなあ」と、思い通りにならないことを知った。
 夫はいつ頃からか知らないけど、学生時代からゲームは楽しんでいたらしい。付き合っていた頃は「ファイナルファンタジー タクティクス」をしていて、それをただ横で見ている、というデートと呼べないようなデートもあった。あまりに一日中されると悲しくなったことも度々。でも基本的には見ているだけでも割と面白いものなんですよね〜。元来、ゲームが好きなようで、好奇心を刺激されちゃうのだ。
 結婚した頃に夫は、「IQ」や「ダービースタリオン」を買い、二人で楽しんだ。
 しかし、「IQ」が、私を廃人にしかけた。多分若い頃に出会っていたら本物の廃人になっていただろうが、家事があったし大人だったので、セーブできた。気持ち的にね。でも、体に関しては許容範囲を超えていたらしい。めまいが私を襲った。「IQ」は、ブロックのパズルが立体的になっていて、そのブロックが少しずつ動いていき、動くブロックを予測して逃げ道を作り、その上にいる人が落ちないように走り回ったりするゲーム。その時に色々な角度から見えたりするのである。結構、先を読むので頭を使う。そしてこれが夫も驚くほどに得意になってしまったのだが、落ちないように必死に走り回らせてしまい、その空間に入り込んでいくうちにクラクラし始めて、やめた。あれは私には恐ろしいゲームだ。
 ちなみに私は、今もパズルゲームは本当は嫌いではない。でも長時間したり、ハマったりすると、決まって目が疲れて頭痛がし始めたりするので、もうはなから遊ばないようにしている。